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こんにちは!こきです。
「いろいろなサービスで、同じパスワードを使っている」
「覚えられないから、つい使い回してしまう」
そんな方は多いのではないでしょうか。実は、パスワードの使い回しは、アカウントを乗っ取られる大きな原因のひとつです。
この記事では、パスワードの使い回しがなぜ危険なのかと、今日からできる対策を、ITにくわしくない方にもわかるように解説します。
結論:パスワードは「サービスごとに別のもの」にして、多要素認証も使う
- パスワードを使い回すと、1つのサービスから漏れただけで、ほかのサービスまで乗っ取られるおそれがある
- 対策の基本は「使い回さない」「推測されにくくする」「多要素認証を使う」「安全に管理する」の4つ
パスワードを使い回している人は多い
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が紹介しているアンケート(2022年10月、国内700人)では、87.6%の人が「パスワードを使い回している」と答えています。さらに、44.1%の人は5つ以上のサイトで同じパスワードを使っていました。(出典:NISC「パスワードの使いまわしの危険性と対処方法を考える」)
使い回しは「自分だけではない」と安心できることではなく、それだけ狙われやすいということです。
なぜパスワードの使い回しは危険なのか
1つ漏れると、すべてのサービスが危なくなる
たとえば、同じIDとパスワードを20のサービスで使っているとします。そのうち1つのサービスからIDとパスワードが漏れてしまうと、残りの19のサービスにも、同じIDとパスワードでログインされてしまうおそれがあります。
自分がどれだけ気をつけていても、サービス側からの情報漏えいは防げません。だからこそ、「漏れても被害を1つのサービスだけにとどめる」ことが大切です。
「パスワードリスト攻撃」という手口
攻撃者は、どこかで手に入れたIDとパスワードの一覧(リスト)を使って、いろいろなサービスに次々とログインを試します。これをパスワードリスト攻撃(リスト型攻撃)といいます。
パスワードを使い回している人ほど、この攻撃で乗っ取られやすくなります。乗っ取られると、次のような被害につながることがあります。
- 通販サイトで勝手に買い物をされる
- SNSのアカウントで、知り合いに詐欺のメッセージを送られる
- メールアカウントから、ほかのサービスのパスワードを再設定される
- 保存されている個人情報やクレジットカード情報を見られる
今日からできる4つの対策
NISCは、パスワードが漏れることを前提にした対策として、次の4つを挙げています。
| 対策 | ポイント |
|---|---|
| ① 使い回さない | 漏れても被害を1つのサービスだけにとどめる |
| ② 推測されにくくする | 名前や誕生日、よく使われる単語を避け、法則性のない文字列にする |
| ③ 多要素認証を使う | パスワードが漏れても、それだけではログインされにくくなる |
| ④ 記憶に頼らず、安全に管理する | 覚えきれないパスワードは、他人に見られても分からない工夫をして記録する |
① サービスごとに別のパスワードにする
まずは、大事なサービスから順番に、別々のパスワードに変えていきましょう。特に優先したいのは次のサービスです。
- メール(ほかのサービスのパスワード再設定に使われるため、いちばん大事)
- ネットバンキング、クレジットカード、電子マネー
- 通販サイト、SNS
② 推測されにくいパスワードにする
NISCは、ログイン用のパスワードについて、英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせた10桁以上を目安として紹介しています。(出典:NISC「パスワードは何桁なら大丈夫?」)
名前や誕生日、「password」「123456」のような推測されやすいものは避けましょう。
③ 多要素認証(2段階認証)を設定する
多要素認証とは、パスワードに加えて、スマホのアプリに表示される確認コードなど、別の方法でも本人確認をするしくみです。パスワードが漏れても、それだけではログインされにくくなります。
メールや通販サイト、SNSなど、多くのサービスで設定できます。各サービスのセキュリティ設定の画面から、ぜひ設定しておきましょう。
④ 覚えきれないパスワードは安全に管理する
サービスごとに別のパスワードにすると、すべてを覚えるのは大変です。NISCは、記憶に頼らずメモしておく方法も紹介しています。その場合は、メモを見られても分からないように、自分だけが分かる書き方にする工夫が必要です。
パスワード管理アプリやブラウザのパスワード保存機能を使う方法もあります。便利な反面、ウイルス感染などで保存したパスワードが盗まれるリスクもあるので、多要素認証と組み合わせて使いましょう。
パソコンやスマホそのものも守ろう
どんなに強いパスワードにしても、パソコンやスマホがウイルスに感染していたり、偽サイトに入力してしまったりすると、パスワードは盗まれてしまいます。
- OSやアプリを最新の状態に保つ
- メールやSMSのリンクから、IDやパスワードを入力しない
- セキュリティソフトで、ウイルスや危険なサイトから守る
偽サイトにだまされないための見分け方は、こちらの記事でくわしく解説しています。
▶ 【2026年版】フィッシング詐欺の見分け方5つ|偽メール・SMSを開いてしまったときの対処法
▼家族のパソコンやスマホをまとめて守れるセキュリティソフト
ほかのセキュリティソフトと比べたい方は、こちらも見てみてください。
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もしパスワードが漏れたかもと思ったら
- そのサービスのパスワードを、公式サイトや公式アプリからすぐに変更する
- 同じパスワードを使っていたほかのサービスも、すべて変更する
- ログイン履歴や購入履歴に、身に覚えのないものがないか確認する
- 多要素認証をまだ設定していなければ、このタイミングで設定する
まとめ
- パスワードを使い回している人は多いが、1つ漏れるとほかのサービスまで乗っ取られるおそれがある
- 攻撃者は、漏れたIDとパスワードの一覧を使って次々とログインを試す(パスワードリスト攻撃)
- 対策は「使い回さない」「推測されにくくする」「多要素認証」「安全に管理する」の4つ
- まずはメールなど大事なサービスから、別のパスワードと多要素認証に変えていこう
全部を一度に変えるのは大変なので、今日はメールのパスワードと多要素認証だけでも見直してみてください!