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こんにちは!こきです。
「宅配業者から不在通知のSMSが届いた」
「カード会社から『利用を停止しました』というメールが来た」
こういったメールやSMSの中には、本物そっくりの偽サイトに誘導して、IDやパスワード、カード番号を盗むフィッシング詐欺が数多くまぎれています。
この記事では、現役のセキュリティコンサルタントが、ITにくわしくない方にもわかるように、フィッシング詐欺の見分け方と、うっかり開いてしまったときの対処法を解説します。
フィッシング詐欺は今も増え続けている
フィッシング対策協議会によると、2024年に寄せられたフィッシングの報告件数は171万8,036件で、当時の過去最多でした。2025年3月には、1か月だけで24万9,936件と、月間の過去最多も記録しています。(出典:フィッシング対策協議会)
最近は、送信元のアドレスが本物に見えるように工夫された偽メールも増えています。「自分は大丈夫」と思わずに、見分け方を知っておくことが大切です。
フィッシング詐欺のよくある手口
- 宅配業者をかたるSMS:「お荷物をお届けしましたが不在のため持ち帰りました」など
- カード会社・銀行をかたるメール:「不正利用の可能性があるため利用を制限しました」など
- 通販サイト・携帯会社をかたるメール:「アカウントの確認が必要です」「料金の支払いが確認できません」など
- 人気のイベントや懸賞をかたるメール:「チケットが当選しました」など
実際の事例は、こちらの記事でも紹介しています。
フィッシング詐欺を見分ける5つのポイント
① 不安をあおる・急がせる内容になっていないか
「24時間以内に手続きしないとアカウントが停止されます」のように、不安をあおって急がせるのはフィッシングの典型的な手口です。焦らせて、冷静に確認する時間を与えないのが狙いです。
② リンク先のURLが公式サイトのものか
偽サイトのURLは、公式サイトのURLに似せた文字列になっていることがよくあります。パソコンならリンクにマウスを乗せる、スマホならリンクを長押しすると、実際のリンク先を確認できます。ただし、見た目だけでは判断が難しいことも多いので、次の③が一番確実です。
③ メールやSMSのリンクからログインしない
これが一番大事なポイントです。メールやSMSのリンクからは、IDやパスワードを入力しないと決めておきましょう。気になる内容があったら、ブックマークしておいた公式サイトや、公式アプリから自分でログインして確認すれば、偽サイトにだまされることはありません。
④ 送信元の名前だけで信用しない
メールの送信者名は、誰でも自由に設定できます。「〇〇カード」と表示されていても、本物とは限りません。最近は送信元のアドレスまで本物らしく見せる手口もあるので、送信元だけで判断しないようにしましょう。
⑤ 普段と違う日本語や不自然な点がないか
以前は不自然な日本語がフィッシングを見分けるヒントになりましたが、最近は自然な日本語の偽メールも増えています。「日本語が自然だから本物」とは考えず、①〜④とあわせて確認しましょう。
フィッシング詐欺から身を守る対策
- 公式サイトはブックマークや公式アプリから開く
- 2段階認証(2要素認証)を設定する:パスワードが盗まれても、不正ログインされにくくなります
- パスワードを使い回さない:1つのサービスで漏れても、ほかのサービスに被害が広がりません
- OSやアプリを最新の状態に保つ
- セキュリティソフトを入れておく:危険なサイトを開こうとしたときに警告してくれるものもあります
特に、家族でパソコンやスマホを使っている場合は、ITにくわしくない家族が偽サイトを開いてしまうこともあります。セキュリティソフトで「うっかり」を防ぐのも有効な対策です。
▼家族のパソコンやスマホをまとめて守れるセキュリティソフト
もし偽サイトに情報を入力してしまったら
焦らず、すぐに次の対応をとりましょう。
- パスワードを変更する:入力してしまったサービスのパスワードを、公式サイトや公式アプリから変更します。同じパスワードを使っているほかのサービスも変更しましょう。
- カード会社・銀行に連絡する:カード番号や口座情報を入力した場合は、カード裏面などに書かれている公式の窓口に連絡し、カードの利用停止などを相談します。
- 利用明細を確認する:身に覚えのない利用がないか、しばらくの間こまめに確認します。
- 相談・報告する:被害にあった場合は、警察の相談窓口(#9110)や、消費者ホットライン(188)に相談できます。フィッシングメールは、フィッシング対策協議会に報告することもできます。
まとめ
- フィッシング詐欺は増え続けていて、本物そっくりのメールやSMSも多い
- メールやSMSのリンクからはログインしないのが一番の対策
- 2段階認証やセキュリティソフトで、だまされたときの被害も小さくできる
- もし情報を入力してしまったら、すぐにパスワード変更とカード会社への連絡を
「もしかして怪しい?」と思ったら、一度手を止めて確認する習慣をつけるだけで、被害はぐっと減らせます。家族や友人にもぜひシェアしてください!