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こんにちは!こきです。
セキュリティの資格を調べていると、「CompTIA Security+(コンプティア セキュリティプラス)」という名前をよく見かけます。世界的に知られた資格ですが、「英語の試験なの?」「どのくらい難しいの?」と気になっている方も多いと思います。
この記事では、CompTIA Security+の難易度を、CompTIA公式の試験情報をもとにわかりやすく解説します。日本語で受験できるか、2026年11月に始まる新しいバージョン(V8)で何に気をつけるべきか、未経験から合格を目指す勉強法もまとめました。
※この記事の試験情報は2026年10月26日時点のものです。申し込みの前に、記事の最後にある公式ページで最新の情報を確認してください。
結論:未経験なら「基礎を固めてから」挑戦したい中級資格
- CompTIA Security+は、セキュリティの基礎知識と実務の考え方を問う国際的なベンダー中立の資格
- 現行の試験(SY0-701)は日本語で受験できる
- 公式の推奨経験は「Network+の知識+セキュリティ/システム管理の職務で2年」。まったくの未経験者にはやや難しめの設定
- 選択問題だけでなく、手を動かして答えるパフォーマンスベーステストがある
- 2026年11月17日に英語版の新バージョン(SY0-801)が始まる予定。教材と試験のバージョンをそろえることが大切
CompTIA Security+とは?
CompTIA(コンプティア)は、IT業界の団体です。特定のメーカーの製品に依存しない(ベンダー中立の)IT資格を多く運営しています。
Security+は、その中でセキュリティ分野の基礎を証明する資格です。脅威や攻撃の種類、ネットワークやシステムを守るしくみ、セキュリティ運用、ルールづくりや管理まで、幅広い範囲が出題されます。
日本の国家試験でいうと、IPAの「情報セキュリティマネジメント試験」や「情報処理安全確保支援士試験」と同じくセキュリティを扱う資格です。違いは、CompTIAは海外でも通用する国際資格で、実技に近い問題が出る点です。
試験の形式(現行のV7・SY0-701)
CompTIA公式サイトに書かれている、現行の試験の情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験番号 | SY0-701(V7) |
| 問題数 | 最大90問 |
| 出題形式 | 単一選択・複数選択、パフォーマンスベーステスト |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格ライン | 750以上(100〜900のスコア形式) |
| 推奨経験 | CompTIA Network+と、セキュリティ/システム管理者の職務で2年間の経験 |
| 試験言語 | 英語、日本語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語 |
| リタイア(終了) | 配信開始から3年(2027年を予定) |
受験料は為替や時期で変わることがあるため、この記事では金額を書いていません。申し込みの前に、CompTIA公式サイトで確認してください。
出題範囲と比率
| 分野(ドメイン) | 比率 |
|---|---|
| 一般的なセキュリティの概念 | 12% |
| 脅威、脆弱性、緩和策 | 22% |
| セキュリティアーキテクチャ | 18% |
| セキュリティ運用 | 28% |
| セキュリティプログラムの管理と監視 | 20% |
いちばん比率が高いのは「セキュリティ運用」です。用語を覚えるだけでなく、「インシデントが起きたらどう動くか」「ログをどう見るか」といった運用の場面での判断が問われます。
CompTIA Security+の難易度はどのくらい?
CompTIAは合格率を公表していません。そのため、ここでは公式の試験情報から読み取れるポイントで難易度を考えます。
ポイント1:推奨経験は「実務2年」
公式の推奨経験は、Network+レベルのネットワーク知識と、セキュリティ/システム管理の職務経験2年です。受験資格ではないので未経験でも受けられますが、試験は実務経験がある人を想定して作られていると考えておきましょう。
ポイント2:パフォーマンスベーステストがある
選択問題に加えて、画面上でシミュレーションに答えるようなパフォーマンスベーステストが出題されます。用語の丸暗記だけでは対応しにくく、「実際に設定するならどうするか」をイメージできるかが大切です。
ポイント3:範囲が広い
出題範囲は、攻撃の種類から暗号、ネットワーク、クラウド、運用、ルールづくりまで5つの分野にわたります。どれか1つに偏らず、全体をまんべんなく押さえる必要があります。
ほかの資格とのイメージ比較
あくまで目安ですが、未経験の方が資格を取る順番としては、次のようなイメージです。
| 資格 | 位置づけ | 特徴 |
|---|---|---|
| ITパスポート | ITの入門 | IT全般の基礎。国家試験 |
| 情報セキュリティマネジメント | セキュリティの基礎 | 管理・運用寄り。国家試験 |
| CompTIA Security+ | セキュリティの中級手前 | 国際資格。実技に近い問題あり |
| 情報処理安全確保支援士 | セキュリティの上級 | 記述式あり。国家資格(登録制) |
ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験の違いは、こちらの記事で解説しています。
▶ ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験はどっちから?
日本語で受験できる?申し込み方法は?
現行のSY0-701は日本語で受験できる
公式サイトでは、現行のSY0-701の試験言語に日本語が含まれています。英語が苦手な方でも、日本語で受験できます。
試験はピアソンVUEで予約する
CompTIAの試験は、試験会社のピアソンVUEを通じて受験します。公式の案内によると、流れは次のとおりです。
- CompTIA Centralのアカウントにログインする
- 「試験の予約と管理」から、ピアソンVUEのサイトに進む
- テストセンターで受けるか、自宅などでのオンライン受験(OnVUE)にするかを選んで予約する
オンライン受験には、Webカメラやマイク、安定したネット回線などの条件があります。公式の案内では、当日に条件を満たしていないと試験が中止され、受験料は返金されないとされています。オンライン受験を選ぶ場合は、事前のシステムテストを忘れずに行いましょう。
注意:2026年11月に新バージョン(V8)が始まる
CompTIA公式サイトによると、新しいバージョンのSecurity+ V8(SY0-801)が、2026年11月17日に英語で配信開始される予定です。
| 項目 | V7(SY0-701) | V8(SY0-801) |
|---|---|---|
| 配信状況 | 現在受験できる | 2026年11月17日開始予定(英語) |
| 日本語 | 対応 | 公式ページに日本語版の時期は記載なし(10月26日時点) |
| 問題数・時間 | 最大90問・90分 | 最大90問・90分 |
| 合格ライン | 750以上 | 750以上 |
V8の出題範囲は、一般セキュリティコンセプト(16%)、脅威・脆弱性・攻撃(24%)、セキュリティアーキテクチャ(19%)、セキュリティオペレーション(27%)、セキュリティプログラム管理・監督(14%)です。公式サイトでは、AIに関わるリスクなどの範囲が広がると説明されています。
これから勉強を始める方は、次の点に気をつけましょう。
- 日本語で受けたい方:当面はV7(SY0-701)を選び、V7に対応した教材で勉強する
- 受験が2027年以降になりそうな方:V7の終了時期と、V8の日本語版の情報を公式サイトで確認してから教材を選ぶ
- 本や講座を買うときは、どの試験番号に対応しているかを必ずチェックする
未経験から合格を目指す勉強法
ステップ1:ITとネットワークの基礎を固める
Security+は、ネットワークの知識があることを前提にしています。IPアドレス、ポート、通信のしくみなどがあいまいな方は、まずITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験の範囲で基礎を固めるのがおすすめです。
▼月額定額でいろいろな資格を学べるサービス
月額料金で複数の資格講座が受け放題になるサービスです。受けたい資格の講座があるかは、公式サイトで確認してください。
ステップ2:公式の出題範囲(試験目標)を確認する
CompTIAは、試験ごとに「試験目標(Exam Objectives)」という出題範囲の一覧を公開しています。勉強を始める前に目を通し、知らない用語がどれくらいあるかを確認しておくと、計画が立てやすくなります。
ステップ3:対応教材で全体をひととおり学ぶ
受験するバージョンに対応した教材で、5つの分野をひととおり学びます。最初から完璧を目指さず、まずは全体像をつかむことを優先しましょう。
ステップ4:問題演習と「手を動かす」練習
パフォーマンスベーステストに備えて、問題演習に加えて、実際に手を動かす練習もしておくと安心です。たとえば、パソコンのファイアウォール設定を見てみる、ログの見方を調べてみるなど、身近なところからで大丈夫です。
未経験からセキュリティの仕事を目指すロードマップは、こちらの記事でまとめています。
▶ 未経験からセキュリティエンジニアになるには?必要なスキルと4ステップのロードマップ
まとめ
- CompTIA Security+は、セキュリティの基礎と実務の考え方を問う国際資格
- 現行のSY0-701は最大90問・90分・750以上で合格。日本語で受験できる
- CompTIA Security+の難易度は、推奨経験が「実務2年」で、パフォーマンスベーステストもあるため、未経験者にはやや難しめ
- 2026年11月17日に英語版のV8(SY0-801)が始まる予定。教材と試験のバージョンをそろえる
- 未経験の方は、ITとネットワークの基礎を固めてから挑戦するのがおすすめ
セキュリティ業界への転職と資格の取り方は、こちらの記事で全体像をまとめています。
▶ 【2026年版】未経験からセキュリティ転職で年収400万→700万|現役コンサルが取るべき資格と転職の進め方を解説